新型コロナの影響はまだまだ続くようですね。相模原協同病院の研修医が陽性となると北里大学からの研修医なのでしょうか、、、、心配です。
さて、今回は風邪を引いた後に咳が続く時にどうすればいいのか? ということを書きます。
風邪を引くと喉の痛み、発熱、鼻水、咳、たん、といった多彩な症状がでます。その症状を減らす処方薬を飲んでいくとゆっくりではありますが治っていって体調が改善します。
しかし、咳だけが続くことがままあります。特に夜間から早朝にかけて咳き込んで眠れなかったり。お子さんだと、どうしても親としては心配になってしまいますよね。
これは、『咳喘息』と呼ばれるものになります。
風邪で咽頭気管支に炎症が起きてしまうと、風邪自体が治っても炎症の残りカスがあって
ちょっとした刺激に反応しやすくなって咳を出しやすくなります。
咽頭の過敏性とも呼んだりしますが、厳密には喘息とは違いますが喘息のような咳症状をきたすので、、、、夜中に咳き込んで、タンの出ない空咳、、、咳喘息と名付けられています。
これは一般的には2週間から、、、長ければ2ヶ月は続くことがあります。
治療としては、カフコデと呼ばれる気管支の動きを抑える処方薬を出します。急には治りませんが気管支の震えを止めますので咳こむことが少なくなります。
また、あまりにも続く場合には喘息で使う吸入薬を処方することもあります。
どちらにせよしっかり治っていくには時間がかかるのでゆっくり見ていただくとよろしいかと思います。
もちろん、、肺炎の可能性もあるので胸部のレントゲンや、採血なども行う場合もありますから医療機関にしっかり通っていただくのが安心ですね。コロナというわけではなく、細菌性肺炎やマイコプラズマ肺炎、百日咳などの可能性もありますからね。
生活としては喉に刺激を与えないように食べものや飲み物は温かいものにしてください。
民間療法でハンカチで塩を巻いて喉に巻きつけたら治ったとおっしゃってる人もいました、、、、、、なるほど、、、何かもしかしたら作用があるのかもしれません。
風邪は治ったのに咳が続くなあ、、、という場合には咳喘息かもしれません。クリニックに来院することをオススメします。

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